こんにちわ!
3D・映像編集者 & オンライン講師のデリュージョン飯塚と申します!
今回は!Cinema4Dの外部レンダラー「Redshift」と「Octane」の比較について!
「どっちを使うべき・・・?」
という疑問を解消すべく記事を書きました!
- 「Redshift」と「Octane」のどっちを使おうか迷っている
- 「Redshift」と「Octane」それぞれの特徴・メリットなど比較してほしい
- Cinema4Dの外部レンダラーに興味がある
この記事を読んだ後には、「Redshift」と「Octane」のどちらを使うべきかの悩みが大きく解消されているはずです。
ちなみに僕は両方とも使ってきましたが、現在のメインはRedshiftです。
その辺の理由についても後述しますね!
それではいきましょう!
※筆者がRedshiftユーザーなので、少しRedshift寄りの記事となっています。その点はご了承ください。
目次
「Redshift」と「Octane」どっちを使うべき?
「Redshift」と「Octane」どっちを使うべきか。
まず結論なんですが僕の回答としては、
個人的には「Redshift」がオススメ!
ただ、今回の比較を参考にしたり、チュートリアル動画を見たりして決めるのがベスト。
という感じですね。
当たり前ですが、それぞれ特徴があるので
「100%こっちの方がいいよ!」「こっちは絶対使わない方がいいよ!」
とは言い切れない。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
「Redshift」と「Octane」を比較
今回、比較するにあたって、ガチのプロ「Takayuki Sato」様の資料を引用させていただいてます。
資料はこちらのツイートからDLできます。
「Redshift」VS「Octane」に限らず、3D制作においてとんでもなく貴重な資料なので、ぜひDLしてみてください!
ちなみに資料は「VIDEO COPILOT LIVE! JAPAN 2019」にてプレゼンされていた内容になります。
僕は会場にて生で聞いていたのですが、とても貴重な講演でした。
それでは比較していきましょう!
「Redshift」の特徴・メリット
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2022/03/redoct00002.jpg)
- フォグの表現が得意
- スタイルによってはとても速くレンダリング可能
- ライトやフォグなどのノイズ調整が行いやすい
- AOV(マルチパス書き出し)が使いやすい
- MAXONがRedshiftを買収したことに親和性・将来性
個人的に注目すべきは赤文字で示したところ。
Cinema4Dを販売しているMAXONはRedshiftを買収しているんですよね。
なので、今後はさらにお互いの使い勝手がよくなっていきそうです。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
かなりお得。
その他のフォグの話やAOVの話は、使ってみないとわからない所なのかなぁと。
おそらくこの記事を見ている人は、まだRedshiftやOctaneを使った事がない人だと思うので、
あまりピンとこないかもですよね。
なのでその辺は「よくわかんないけど、そうなんだ!」ぐらいで今はいいと思いますよ。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
「Octane」の特徴・メリット
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2022/03/redoct00003.jpg)
- 海外で人気が根強い
- ディスプレースメントマップが使いやすい
- プレビューのレスポンスが早い
- エッジの効いた表現が得意
- 操作がわかりやすい
Octaneの特徴はこんな感じ。
個人的に注目すべきところを、今回も赤文字で書きましたが、確かにOctaneの方がとっつきやすいかもしれません。
ただ、じゃあRedshiftのほうが激ムズかと言われると、
そういうわけではないんですけどね!
価格
ここからはプレゼン資料にはないところでの比較を行っていきます。
まずは価格。
Redshift | 単体:約36,000円/年 Cinema4Dとセット:134,000円/年 MaxonOne:177,000円/年 |
Octane | 単体:€19.99/年(約37,200円/年) |
※価格は為替によって多少変動する可能性有
それぞれ様々なプランがあり、購入場所によっても値段が違うので最安値を書いています。
どのプランでも基本はRedshiftのほうがOctaneよりも少し安いです。
ただ、為替にもよるので時期によってはOctaneの方が安くなることも。
また、RedshiftはRed Giant社製品ともセットになったMaxonOneだとさらにお得になります。
Particularなどのプラグイン販売もしています。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
作れる作品の違い
作れる作品の差は「ほぼない」と言っていいでしょう。
もちろん、超厳密に言えば差はあると思いますよ。
ガチのプロの人がじっくりと吟味すれば違いはあるでしょう。
ただ、現時点でまだRedshiftやOctaneを触った事がない人にとっては、
気にするレベルの差ではないと思います。
あなた
こんな感じで不安になってる人もいるかと思いますが、ぶっちゃけどっちでも作れます。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
習得難易度
現在、習得難易度はRedshiftの方がはるかに低いです。
つまり、Redshiftの方が習得しやすい。
なぜなら、Redshiftの日本語講座をリリースされたからです。
日本語でRedshiftの機能を一通り学べるのはこの講座のみ!
※2023年2月15日追記 販売数が150を突破しました!
»Redshiftクルーズ
詳細は上記のURLからどうぞ!
講座は一部無料公開していますので、ぜひご体験ください!
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
対してOctaneは「日本語の」チュートリアルが少なく、なかなか勉強しづらいかも。
チュートリアル数
お次はチュートリアルの「数」の話
有料無料にかかわらず、チュートリアルの数だけで言うと、若干Octaneの方が多い気がします。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
ただ、どちらも学ぶには十分な量のチュートリアルがネット上にはごろごろありますので、
ここも決め手にはならないのかなぁと!
チュートリアル「数」ではなくて、チュートリアル「内容」で選ぶのがいいと思いますね!
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
この作品作ってみたい!というチュートリアルが多い方を検討するとか・・・!
サポートはRedshiftが圧倒的に良い ※2022年12月2日 追記
サポートについてRedshiftとOctaneを比較したときに、
圧倒的にRedshiftのほうが良いと感じます。
これはレンダラーの違いと言うよりは、会社の違いなんですけどね。
Redshift → Maxon社
Octane → Otoy社
です。
正直、経験上Otoyのサポートは微妙だなと感じています。
先日こんな事があったんですが、ちょっとモヤモヤしちゃいました。
また、Otoyは海外の会社なのでお問い合わせは英語必須です。
一方、Maxon社は日本支部があるので日本語での問い合わせができます。
レスポンスもかなり早く、内容もちゃんとしてますね。
こちらはかなり信頼できるサポートだなという印象。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
外国の方とではなく、日本人とやりとりできる点も安心なんですよね。
もちろん、サポートに関する感想は僕個人の意見なので参考程度に!
サポートに関しては結構差があるなぁと感じたので追記させていただきました。
僕が「Redshift」を使う理由
冒頭でもちらっと書いたように、僕は現在Redshiftをメインで使ってます。
その理由は以下のような感じ。
- Maxonに買収されており、将来性・親和性が期待できるから
- Red Giantが好きだから
- マルチパスが使いやすい
- チュートリアルを検索してみて、やってみたいものが多かったから
- 直感
- サポートが日本語でやりとりできて、神。
1.に関しては説明済みですね。
僕はこれを割と重要な要素と考えました。
2.に関して、僕はもともとRed Giantがすごく好きだったんですね。
Red GiantもMaxonの傘下になったので、Cinema4D⇄Redshift⇄Red Giantの3つの連携が今後もしやすくなるのかと思って!
そして、現在思惑通りというか、連携はかなりしやすくなっております。
3.については、まだ使った事がない人にとってはピンとこないことかと思います。
AOVというマルチパスを書き出す際に使う機能があるんですが、それが使いやすいです。
4.に関しても説明しましたね。
RedshiftかOctaneのどっちか迷っている時、チュートリアルがどんなのかあるか調べてみたらRedshiftの方がピンときたんですよ。
例えば、最近でたColosoのRedshiftチュートリアルは素晴らしいです。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
5.に関しては精神論かよ!と思うかもしれませんが、割と重要な要素かなと。
今この記事を見ている人も、実は既にどちらかに意見が偏っていませんか?
それに明確な根拠がないにしても、「なんとなくこっちのほうがよさそう」という直感は結構当たりますよ。
細胞レベルで脳みそが反応してるとでも言いましょうか!
僕はこういった直感をすごく大事にしています。
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
最近は6.のサポートの手厚さにも感動しています。日本語で質問できるのはありがたすぎる。
もう一度結論!
「Redshift」 VS 「Octane」は、
今回の比較や、チュートリアル動画を調べてみてビビっときた方を選ぶのがベスト。
僕は将来性やRed Giantの件もあったので、Redshiftを選んでいます。
そして、日本語講座がリリースされたいま、かなり習得難易度が下がりました!
よって、個人的にはRedshiftをオススメします!
サポートも神ですしね。
色々比較を書いてきましたが、
それらを踏まえてもう一度結論をかくとこんな感じですね。
ただ、本記事を読んでもまだ「Redshift」 or 「Octane」で迷っている人はいると思うので、
そんな方はチュートリアル動画を調べてみてはどうでしょうか?
すると
「Redshiftのほうが難しそうだな...」
「Octaneの操作方法わかりやすそう!」
「Redshiftのチュートリアル作品の方が好みだ!」
「自分の好きなアーティストはOctaneをあまり使っていないなぁ...」
などといった感想が生まれると思います。
それらを踏まえた上で決めてみてはいかがでしょう!
![](https://izuka-effects.com/wp-content/uploads/2019/11/ミニ飯塚.png)
なので、「将来性・親和性」「チュートリアル内容」「サポート面」などの角度から吟味してはどうでしょうか!という感じですね!
まとめ
- RedshiftとOctaneの違いを解説!
いかがだったでしょうか。
長い文章でしたが、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
購入の参考になっていれば幸いです!
それでは今回の記事は以上です。
ブログ以外にも»YouTube、»Twitter、»オンライン講座など運営していますので
ぜひ一度覗きにきてください!
皆様のお時間をあまり奪わぬよう、短時間でサクッと視聴できる動画作りを目指しています。
以上、デリュージョン飯塚でした。
2024年7月27日 追記
ここまで読んでいただいたお礼として、本ブログのオンラインショップ(講座)で使える
特別クーポンをお贈りいたします。
クーポンコード:blog10off
割引率:10%OFF
以下のショップで使う事が可能です。
»IzukaEffects-Online
クーポンは数量限定(5個)です。
先着人数に達した場合、「クーポンは有効ではありません」と表示されますのでご注意ください。
TurbulenceFD、World Creatorは提携商品のため使用不可となっています。
タグ:Octaneのおすすめ記事
タグ:Redshiftのおすすめ記事
カテゴリ:Cinema4Dのおすすめ記事
※当サイトは、広告主から支払われる広告収入を主な収入源として運営を行っています。
※当サイトの記事では、商品・サービスの紹介に広告主のアフィリエイト広告を利用しています。
※記事で紹介した商品・サービスを購入すると、広告主から当サイトに報酬が支払われることがあります。
インターネット上の広告表示(消費者庁)
インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドライン